競馬法則「ま」〜「も」

 

 

【ま】

【マイラーはもはや存在しない】

近年の安田記念、マイルチャンピオンシップを見ればわかるように、マイル路線は別路線からの参戦組が上位を占める。また、安田記念→マイルチャンピオンシップと同一マイルGIを制した馬はここ10年でダイワメジャー、タイキシャトル、エアジハードしかおらず、マイル路線の中心馬不在が嘆かれている。ダイワメジャーにしても2000mのGIを2勝しているように本質は中距離馬なので、「生まれながらのマイラー」はほとんど存在しないと言ってもよいだろう。

 

【松田国流3歳ローテ】

クロフネ、タニノギムレット、キングカメハメハ、フサイチリシャールが辿ったローテーション。NHKマイルカップ→日本ダービーという全く適性の異なる距離を制することで、のちに種牡馬となった際の価値を高めるというものだ。このローテーションでキングカメハメハが変則2冠を達成、今年もディープスカイが同じ道を辿り変則2冠を達成していることからこのローテーションは成功を収めていると言えるだろう。懸念材料があるとすれば、このローテーションを辿った松田国厩舎の馬すべてが故障により引退を余儀なくされたということだ。

 

【松山康厩舎の良血馬は出世しない】

古くは3冠馬・ミスターシービーを手がけ、ウィナーズサークル、ジェニュインといったGI馬を輩出した厩舎だが、近年は苦戦が続いている。社台とのラインがあるようで、サンデーサイレンス産駒をこれまでに23頭管理しているが、そのうち重賞を勝ったのはジェニュインとダイワレイダースの2頭のみ。オープン馬も前述の2頭を含めてたったの3頭。良血馬とはどうも相性が良くないようだ。

 

【丸田の大穴】

上の代には2年目で40勝以上を挙げた北村友、田中博が、下の代にはすでに20勝以上を挙げている三浦がいるというちょっと辛い世代のひとりだが、今年2年目の丸田騎手がとんでもない大穴を連発している。1番勝ち鞍が多い人気は6番人気であり、最低人気の馬ですでに2勝を挙げている。大穴をあける際の特徴としては後方から突っ込んでくることが多いので、ハイペースが予想されるレースでは注意を払っておきたい。

 

 

 

【み】

【未出走馬は4〜6月が狙い】

3月を持って新馬戦が終了し、午前中に組まれる3歳馬限定のレースは未勝利戦のみとなる。強い馬はすでに勝ち上がっているため、当然ながらレベルは低下する。そんなどんぐりの背比べのような状態の未勝利戦では、底が見えていない未出走馬がアッサリ勝ち上がりということが珍しくない。毎年のように起きている穴パターンのひとつだ。

 

【幸のGVは2、3着まで】

今年に入ってブルーコンコルド、ファイングレインでGI連対、人気薄のハートオブクイーン、レッツゴーキリシマを掲示板に持ってくるなど活躍が目立つ幸騎手。ファイングレインで

GVを制しているが、3冠馬・スティルインラブやのちのGI馬・ハーツクライ、ディープスカイでも勝ちを逃しているように、なぜかGVでは勝ちきれない。それが顕著なのが芝で、

1着5回に対して2、3着は25回。頭から買うには躊躇してしまう数字だ。

 

 

 

【む】

【無印マジック】

未勝利戦や500万下などでは、絶対的な能力が足りないために無印になるが、オープンクラス、特に2歳戦では前走勝っているにもかかわらず無印ということが珍しくない。そして2歳戦ではこういった馬がよく穴を出す。少し話がずれてしまうが、もうひとつ2歳で穴を出すパターンで多いのが、新馬戦を勝った後のレースで掲示板にも載れないような惨敗を喫し、その後に出走したレースで巻き返すというもの。シャランジュやタケミカヅチなどがそれに当たる。

 

【村田一誠が乗るアドマイヤは買い】

アドマイヤジュピタで初重賞を制した時の鞍上は村田騎手だったが、これ以外にも村田騎手はアドマイヤスバル、アドマイヤモナーク、アドマイヤマントルといった「アドマイヤ」の馬に騎乗し、好成績を収めている。昨年は「アドマイヤ」だけで7勝を挙げており、自身の勝利数の3分の1までもが「アドマイヤ」によるものだった。

 

 

 

【め】

【メジロとサクラの意外な相性】

「メジロ」といえばステイヤーの代名詞のような馬主だが、そんなメジロの馬に「サクラ」の種牡馬が種付けされ、その産駒がデビューすると、そのほとんどが勝ち上がる。サクラバクシンオー産駒のメジロマイヤーが重賞を2勝する活躍を見せると、メジロマリーが紫苑Sを勝利し、それ以外にも準オープンを勝った馬を2頭輩出している。地方での勝ち上がりも含めると、13頭中10頭が勝ち上がるという驚異的な勝ち上がり率を示していように、相性は抜群だ。

 

 

 

【も】

【持ち時計はアテにならない】

周り方、坂の有無、馬場状態、開催前半、開催後半…コース体系もさることながら、その日の馬場コンディションなどによって勝ち時計は左右される。新潟、中京では速い時計が出やすく、函館、札幌で速い時計が出ないのは芝生の質の違いによるものだ。

このように、それぞれの競馬場にそれぞれの特徴があるわけだから、「持ち時計」をひと括りにして優越をつけることは危険である。持ち時計を比較するのならば、出走する競馬場における持ち時計を比較したいところだ。

 

【揉まれ強い騎手】

これは、道中馬群の中に位置し、直線ではその馬群を割ってくるだけの腕と度胸がある騎手を指す。藤田騎手、安藤勝騎手など、「剛腕」という部類に入る騎手が揉まれても強い騎手だ。その反対が揉まれ弱い騎手で、重賞では外枠に連対歴が集中している武幸騎手がそれに該当する。

 

 

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