休み明けとコース
コース適性が大事だということは、競馬をやっていれば自然と身につくものだと思う。府中で負けなしのジャングルポケットに「函館キング」エリモハリアー、「小倉キング」メイショウカイドウ。とんでもない万馬券が飛び出した2007年有馬記念も、コース適性だけを見ればマツリダゴッホを狙うことはさほど難しいことではなかったはずだ。
となると、休み明けもコース適性の高い馬を狙えばいいのか。その答えは、半分正解で半分間違い。休み明けで出走してきた馬が、そのコースを走るのがはじめてだった場合はどうすればいいのかということになる。
「コース実績がないことだし、切り!」
となるか。はたまた、
「いやいや実績上位だし、買い!」
となるか。そのあたりの取捨選択は非常に難しい。
そこで、考え方を変える必要がある。ここで重要なのは、
「コース実績はあくまで参考。自分なりの法則を見つけることが大事」
だということ。コース実績ばかりに目がいってしまうと、それ以外の要素に目をつぶってしまい、「このコースは走るから大丈夫!」となり、それ以上その馬を検討することを止め、自分の買う馬券に対して盲目になってしまう。だから、こういった休み明けのルールを設けているのだ。ベースにあるのは休み明けを買う際に必要な11個のルール。コース実績は数あるルールのうちのひとつにすぎない。
そして、そのルールの中で自分なりに優先順位をつけ、コース適性が反映されやすい条件を絞り出し、狙いを定める。それはまさに、推理小説のようなものだ。答えがあらかじめあったら競馬新聞なんていらないし、トラックマンが朝早くから調教の追い切り時計を計る必要もない。各々がいろいろなアプローチの仕方で「競馬」という最大のミステリーに挑んでいる。
そして、自分は「休み明け」というアプローチから競馬に挑んだ。

